モーションアクターとは??〜中級編〜
モーションアクターとして演技する場合、自分の技術について説明が出来なければなりません。
なぜならば、最終的に出力されてお客さまに見てもらうときは実写の自分ではなく、フルCGのキャラクターになるためです。
性別、体格、人種、服装、時代などさまざまで、動物、ロボット、モンスターなどのときもあります。
そのため、自分にとって演じやすい演技をすることはなく、完成したCGキャラクターをイメージし、計算・配慮した演技を求められます。
例えば、少し首を傾げるだけでも、9頭身のキャラクターのときには自然でも、ディフォルメされた2頭身のキャラクターでは動き過ぎて目線が合わないなど。
ですので、感情を表現するにしろ、アクションやダンスを表現するにしろ「私を見て」ではなく、「キャラクターを見て」という姿勢が前提になります。
計算・配慮された演技には再現性が伴われます。
物理的な説明、演技の狙いや、それによる印象・効果、などをクリエイターさんに説明できて、納得感もセットでお渡しし、その後の工程に繋げて差し上げる配慮が必要です。
雰囲気でOKはまずありません。
そういった再現性のある計算された演技から、それでも本番で滲み出てくる人間らしいバランスの崩れや歪み、感情の機微や爆発をギフトとして、より良いデータをもとめる。
弊社の考えるモーションアクターとは、こういったアクターでありたいと思っております。
弊社では、日常動作、アクション、ハイレベルなアクロバット、ダンス、ダンス振り付けなどのモーションからコーディネイトまで、クライアント様のご要望に柔軟に対応してお応えさせていただきます。
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